東海エリアで親子三代「眼」にたずさわって
三重県三重郡川越豊田一色で眼科診療所「川越あさひ眼科」を開設させていただくことになりました。私の祖父は愛知県海部郡で眼鏡職人をしており、父は昭和39年に三重県桑名市で眼鏡店を開設し半世紀以上に渡って、現在も眼鏡店を営んでおります。祖父、父と同じ「眼」に関わることを決心し、東海三県の病院と名古屋市立大学病院の眼科で16年間診療を行ってきました。故郷の桑名市で生まれてから18歳まで暮らし、今回、隣町の朝日町・川越町で地域の皆さまに貢献する機会を得ることができました。もともと父が眼鏡店を経営しており、自分で経営するということに漠然と憧れていた部分がありました。また眼科勤務医の時代は、総合病院としてのしばりや、上司の行いたい治療が優先されることもあり、やはり自分がこうしたい、ああしたい、と思う気持ちが徐々に強くなっていきました。
電子カルテは当たり前の存在
私は医師となって17年目になりますが、6年目くらいから電子カルテが導入され、普段から電子カルテの便利さを実感していました。したがって、導入の際にはそもそも書くのがめんどくさい紙カルテを考えませんでした。また、紙カルテにすると、カルテ庫からカルテを探してくる人がいて、カルテを作って、今日の日付を押して、指示伝票の紙を挟んで、検査に送って、、、とその手間が大変なので、電子カルテにしようと最初から決めていました。更に中学生の頃からいわゆるオタク(笑)だったので、パソコンなどのモニターとキーボードを触ることになんら違和感がなく、それも電子カルテを導入した理由のひとつです。勉強で紙に書くよりも好きだったので(笑)。もちろん、カルテ庫のスペースも不要と考えていたので、医院の設計の段階では、ネットワークの配線をきちんとやってもらいました。
衝撃的だった安価で眼科に特化したCLIPLA Eye
他社提供の電子カルテは、勤務医時代に3社ほど経験がありました。そもそも5年くらい前に先輩医師と開業の話をしているときに、眼科の電子カルテはいかに高額で、どんなに値段を下げても1,000万円くらい。でも内科の電子カルテはその当時から200〜300万円くらいで、多くのメーカーから出ているというのを知っていたので、多少の利便性を犠牲にしてでも内科の電子カルテを何とかして眼科に応用できないか、と話していました。電子カルテの検討を始めて、他社の電子カルテを試してみた時に、この機能でこの値段であればものすごくいいと捉えていましたが、視力などの記入欄がなく、これを書くのは面倒だなぁと感じていました。そのような中、開業への思いが強くなったタイミングでCLIPLA Eyeの話を聞き、安価で眼科に特化した電子カルテの存在は本当に衝撃的でした。半信半疑で試してみたところ、視力や眼圧を記入することができ、これはいいよねということになりました。患者さんのデータもボタン一つで見ることができ、また画像ファイリングも可能であったので、大変助かりました。電子カルテの値段は、勤務医の時には何の影響もなかったのですが、開業するとなると、金額のインパクトは大きく、実際に10分の1くらいでできるとは思ってもみませんでした。
実際にCLIPLA Eyeを導入している先生の所に見学に
とは言っても、CLIPLAを選択した当初はとても不安でした(笑)。ひどい言い方ですが、どこの馬の骨かわからない会社の電子カルテが大丈夫か、という不安が頭をよぎりました。ですが、CLIPLA Eyeを既に導入されている先生の医院にお邪魔して、実際の運用を拝見して、その懸念は完全に払拭されました。実際に運用している先生の所に見学に行っていなかったら、もしかしたらCLIPLA Eyeを採用していなかったかもしれません(笑)。でも見に行くことができ、あとは自分で運用すればいいということがわかったので、安心してCLIPLA Eyeの導入を決めました。実際導入してみると、電子カルテの安定性も問題なく、1000万円級の電子カルテとの価格差を感じさせなかったり、内科の電子カルテから派生していることもあり、セットの作成も簡単で、覚えるととても使いやすいです。当院の診察室では42型の4Kモニターと、シュライバー用の4Kモニターを設置しています。両者を同期させ同時に操作できるようにしているので、診察情報を入力して、コストを確認して、ORCA送信のボタンを押すだけです。保険証も iPad で撮影した画像を取り込んでいます。当初はスキャナーを使用していましたが、受付スタッフはiPadの方が操作が楽なので、そちらに移行しました。
開院費用は工夫次第
私の周りのCLIPLA Eyeを選ばれる先生はコスト意識の高い先生が多いですね。私自身、いかにいいものを安く使って行くかで全然違うと思っています。CLIPLA Eyeはクラウド電子カルテなので、メインサーバーを持たなくていいから、5〜7年周期のサーバーの交換費用400〜600万円もかかりません。同時期に開院した先生との情報交換で、院内はIKEAの家具も多いです。オペ室に設置しているフルハイビジョンのカメラも、眼科機器メーカから導入すると300万円かかるところを40万円程度に抑えています。CLIPLA Eyeは端末を増やすことでの課金がないので、その点もとても嬉しいですね。私も今回オペ室に端末を入れる予定はなかったのですが、 実際はその後端末を入れ、1台はライブ映像、1台はCLIPLA Eyeのカルテ画像を映しています。開院前に想定していなかったことにも柔軟に対応できるのはいいですね。
クラウド電子カルテならではの利点も
以前、院内設置型の電子カルテを使用している医院で、誰かがLANを抜いてしまい動かなくなってしまった時に、原因を突き止めるまでにとても時間がかかったという話を聞きました。遠隔でどこが悪いかを判断することができないため、実際に人が来て確認をする必要があり、とても時間がかかった、と。クラウドだと一回ネット環境を変えてみて繋がるか、スマートフォンから繋がるか、など確認することができ、ネット環境が悪いのかCLIPLA Eyeが悪いのか、自分ですぐに解決できます。また自宅や外出先でも患者さんの情報をタブレットやスマートフォンで確認することもでき、大変助かっています。
不安があれば是非見学にいらしてください
私のCLIPLA Eyeの導入をきっかけに、現時点で他に3名の先生の眼科開院でのCLIPLA Eye導入が決まっています。こんな安価なCLIPLA Eyeで実際に眼科診療ができるのか。安かろう悪かろう的なことはないのか(笑)。それが不安であれば、是非来てもらって、CLIPLA Eyeを運用しているところを見てもらって、安心して欲しいです。CLIPLA Eyeを導入した医師同士が互いに知り合い、情報交換や相談をする機会もある。それを考えると私としては一択しかないのかなと思います。それを不安に思って導入されていないのであれば、当院の見学も大歓迎です。是非いらしてください。