導入事例
CASE STUDY

松尾耳鼻咽喉科

院長 松尾 博道先生

眼科で導入実績のあるCLIPLAと
耳鼻咽喉科で導入実績のある
EZCapなら大丈夫!

「医療の谷間に灯をともす」の精神で伊東の地に

2020年10月に静岡県伊東市に松尾耳鼻咽喉科クリニックを開院しました。佐賀県出身で、自治医科大学卒業生として離島勤務やへき地勤務を行ってまいりました。その傍ら耳鼻咽喉科を専門とすることができ、ご縁があって、伊東市民病院で耳鼻咽喉科の地域医療に邁進してまいりました。気が付くと伊東市内を含め伊豆半島において耳鼻科医が不足し耳鼻科診療が危機的状況になっていました。伊東市は故郷の佐賀県同様、温暖な気候で、人もあたたかく、何より海が近くにあり、大好きな土地です。建学の精神の「医療の谷間に灯をともす」の言葉どおり自分が学んできた耳鼻咽喉科の知識と経験を活かし、お世話になった伊東市で新たにクリニックを開業し、伊豆半島の耳鼻咽喉科医療を微力ながら支えることができればと思っています。

クラウドはこれからの時代に最適な手段

伊東市民病院に勤務していた際の同僚に、現在カラダメディカ※の代表をされている菅原誠太郎先生がいらっしゃいました。菅原先生は内科だったのですが、開業を考えていると相談すると、「いい電子カルテがあるよ」とCLIPLAを紹介してくださいました。初めはクラウドと聞いて、文字通り雲を掴むようなイメージで、一体何もの?!という印象が拭えませんでした。ですが、実際に話を聞いて、災害時のことや、院内のスペースを考えると、これからの時代に最適な選択手段だと思いました。何より、院内にサーバーがないので、サーバーの不調などを気にせずに済むのが本当に楽です。また、富士宮で開院した耳鼻咽喉科の友人がスリーゼットの画像ファイリングシステムEZCapを導入していました。そこで既にCLIPLAEyeとして眼科で実績のあるCLIPLAと耳鼻咽喉科で実績のあるEZCapを繋ぐのであれば、電子カルテと画像ファイリングの組み合わせとしては全く問題ないだろうと思いました。というのも、眼科はご存知の通り、連携機器がとても多く、電子カルテを導入するには費用がかかるため、伊東市民病院では未だに紙カルテを使用していたのです。ですので、眼科で実績のあるCLIPLAであれば、論理的に考えて耳鼻咽喉科では問題なく機能するであろう、と。実際、日々の診療では大変満足しています。

※オンライン診療システムを提供 する 株式会社カラダメディカは、株式会社クリプラ同様、株式会社エムティーアイの連結子会社です。

日々70名程の患者さんを診察するために様々な工夫で効率化しています

現在は、クラークさんが付いてコロナ禍にもかかわらず1日70~80名程度の患者さんを診ています。花粉症の時期でもない6月にあわや100人に達するかという数字を何回も残しています。CLIPLAはクラウド型の電子カルテなので、診療時間後や休診日に自宅でリラックスしながらカルテ整理ができるのはとても助かりますね。オンプレミスの電子カルテの場合は、診療後に残業して行うか、休診日に出勤して行うか、になるため、毎日の隙間時間を有効活用できるのは大変便利です。日々の診療では、患部の画像を32インチの大画面に映し出しながら、わかりやすい説明を心がけています。EZCapは過去画像との比較や画像へのお絵描きも簡単にできるので、患者さんの納得度や満足度につながっています。また、効率的な診察で患者さんをお待たせしないために、CLIPLAのカルテの色分け機能をフル活用しています。受付画面を見た時にどの患者さんが何で来院されたか一目で分かるように、例えば、来院時は予防接種の患者さんは黄色、としているのですが、その後も検査や処置内容で患者さんのカードの色を適宜変更しています。そして、診察後には私もしくはクラークさんが次回予約が必要な患者さんはピンク、今回で診察が終了する患者さんは茶色と色分けすることで、受付スタッフの負担を軽減し、会計待ちの時間を短くできるようにしています。CLIPLAを最初に開いたとき、患者さんのコメント入力欄に受診目的を入力するのみにとらわれず、現場ルールで受付・バックヤード・診療部門から生きた情報を随時入れていますので、診療がとてもスムーズになってます。他にも、院内が密にならないように順番管理システムを使ったり、診察室にある私のスマートフォンから中待合室に置いてあるBluetoothスピーカーに音を流して患者さんを呼出したり、発熱のある患者さんは駐車場の車中からFaceTimeで診療したり、セルフレジ方式の自動釣銭機を導入したり、感染症対策と効率化の両方を計るために色々と工夫しています。

開発要望もどんどん応えてくれるのを期待しています

毎日、多くの患者さんが来院されても診療がスムーズにできるのも、予約システム、電子カルテ、画像ファイリングシステム、自動釣銭機システムの連携が完璧に機能しているからに他なりません。もし、要望をあげるとしたら、シェーマを描く際に、マウスで描くとどうしても綺麗に描くのが難しいので、パワーポイントの図形と色塗りの機能みたいなものが欲しいですね。クリックで簡単に円が描けて、色を選ぶだけになるとシェーマも便利だと思います。その他、検査データを元に健診結果報告書が簡単に作れる文書作成機能や、予約システムから簡単に予約患者さんのデータが開けるようになると嬉しいですね。CLIPLAは気がつくと新しい機能がアップデートされてさらに便利になっているので、私の要望も近いうちに実現するものと期待しています!

不安なことは質問して試して解消!

耳鼻咽喉科でのクラウド電子カルテの導入はまだまだそんなに進んでいないと聞きました。耳鼻咽喉科でのCLIPLAの導入実績を気にされるのであれば、先ほど申し上げた通り、CLIPLAは眼科での実績があるので、クラウド電子カルテとしてEZCapとの連携も全く問題はありません。一方で、クラウド型のセキュリティ面が不安な先生方も多いのではないかと思います。心配な点や疑問があるのでしたら、まずは営業の方にどんどん質問してみて、導入されているクリニックの見学をなさるとよいのかなと思います。院内にサーバーのない安心感、自宅でもカルテ整理ができる便利さ、色々な周辺システムと簡単に連携できる気軽さを知ってしまうと、オンプレ型のシステムには戻れません。これからはきっと耳鼻咽喉科でも、クラウド電子カルテが主流になっていくのではと思います。

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